製造業で働いていて
思ったことや気づいたこと。
※個人的な見解なのであくまでも参考程度に聞き流していただければと思います。
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製造業とは?
これから就職しようとしている学生にとってはそもそも製造業と定義されているものはどんなものかわからないと思うので簡単に説明します。
製造業
一般的に「 工業」と呼ばれているもので、定義としては下記の (1)、 (2)の両方の条件を備えている(事業所の)場合をいいます。
(1)主として新製品の製造加工を行う事業所。
(ここでいう” 新製品”とは、 ”再製品”でないという意味で、再製品とは一度市場に出回った製品を元の状態に戻した製品のことです。また、新製品とは必ずしも完成品だけを意味するものではなく、例えば、鋳放しのままの機械部品なども含まれます。)(2)製造加工した新製品を主として卸売する事業所。
この調査でいう” 卸売”とは次の業務をいいます。 卸売業者又は小売業者に販売すること。・産業用使用者(工場、鉱山、建設業者、法人組織の農林水産者、各種会社、官公庁、学校、病院、ホテルなど)に大量又は多額に製品を販売すること。 ・業務用に主として使用される商品を販売すること。
経済産業省『用語について』https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/kougyo/wagakuni/1998_yogo.html
「業務用に主として使用される商品」とは、事務用機械及び家具、病院、美容院、レストラン、ホテルなどの設備、産業用機械(農業用器具を除く)、建設材料(木材、セメント、板ガラス、かわらなど)をいいます。 ・同じ企業に属する他の事業所(同じ会社の他の工場、販売所など)に製品を引き渡すこと。
この資料を見ると、ものをつくるだけが「製造業」ではなく
作られた製品を売ることも「製造業」としての役割だということがわかりますね。
日本の製造業の企業
上の資料は少々堅さがあってイメージし難いという方もいると思うので
実際の製造業の有名な企業をあげるとすると
トヨタ自動車、日立製作所、日本製鐵、etc…
この企業の他にもたくさんある。
トヨタ自動車に関して言えば、国内自動車メーカーの最大手だ。
そして、日立製作所に関しても国内半導体メーカーの大手だ。
日本製鐵は日本の復興に欠かせなかった鉄を製造する製鐵業界の大手だ。
製造業で働いて感じたこと
※製造オペレーターではなく製造スタッフ
メリット
- 土、日、祝日がしっかりあること
- 休日を取得しやすい
- 収入が減ることがまず無い
デメリット
- 人数が多い分、いろんな性格の人がいるので若いうちは対応に苦しむ
- 作業に新鮮さがなく飽きる
- 収入が減ることはないがいくら頑張ってもさほど収入は上がらない
製造業というのは転職しやすい職業と言われるように
比較的知識がない人でも数ヶ月あればその仕事に慣れてしまう。
その反面、他社員との実力の差別化を図ることが難しくなるので
収入が上がりずらい。
そして、「製造業」は世間一般的には、収入の面で安定していると言われている。
私が考えるに、大手に入ると世間一般的に言われる安定に属すと思うが
大手に入るということはそんなに甘いことではない。
(高卒で15万円〜20数万円 大卒で20万円〜25万円くらい)
上記の数字は、私の憶測に過ぎませんが大手の製造業でこんな感じではないでしょうか?
大変な作業をしているのに収入がほぼほぼ上がることがない
というのはモチベーションが上がらない。
そして高卒で大手に入ったとしても大半は現場作業員での
採用になると思う。
現場作業員は職種にもよると思うがそんなに楽な仕事ではないということは
覚えておいた方がいいと思う。
今後製造業への就職を考えている方へ
- 世間一般的な「安定」と呼ばれているものに惹かれて製造業に入るのなら大手を目指さないと「安定」とは程遠い生活になってしまう。
- 大手に入ることはそんなに甘くはないので日々の勉強を疎かにせず学力的に優位な状態で就職活動に臨んだ方が良い。
- 自らの実力に自身がある場合は、安定を求めるより稼げる方面へ就職した方が良い。
最後に・・・
人が体を動かして稼ぐことができる期間というのは絶対決まっていると思うので
若いうちに必死になって
会社を経営する知識や働かなくても収入を生み出してくれる仕組みを習得して
自分一人で、利益を1から生み出せるようにすると
お金に苦しむこと無く生活できるのではないかなと思います。